■聖職者と聖刻のかかわりについて


・聖職者と練法師
  聖職者(宗教に帰依した者)にとって聖刻の力は禁忌とされ、その最たる
 ものが「操兵である」と豪語しておきながらぺガーナを国教にしているバリア
 ン神国、リアン法国、シャルク法王国には操兵があり、ダカイト・ラズマ帝
 国(デグマト・ドラゴナスとて例外ではない)にいたっては自分達で機体を
 作っている始末である。矛盾だらけな設定だと言わざるを得ない。
 
  仮にその設定どおりにやると、聖職者は練法師や操手を処刑し、操兵の仮
 面を片っ端から割らないといけないことになるのだが(練法師よりも工呪会
 を敵視するべきである)、そういった描写はリプレイや小説でいっさい書か
 れていない(聖職者と練法師が仲良く冒険してる)ため、各宗派の教義や聖
 刻の力を禁忌だと決めたのは人間であり、神のあずかり知らぬことだと判断
 する。招霊衡法には練法師に対して負の効果をもたらすものもあるが、それ
 は神が関係しているのではなく、聖刻の力と聖霊は反発しあうものだと理解
 し、私利私欲のために力を使い弱者を虐げる練法師に対してのみ弾圧するも
 のとして扱う。そうでなければ、同じペガーナの神を崇めている「操兵教」
 の聖職者が操兵に乗りながら術が使えるという説明がつかない。それとも戦
 神バズディ(操兵教が崇めるペガンズ八柱神の1つ)が異常なのだろうか?
 
  以上のことから、神話の時代に悪しき神が民に授けた力が聖刻であり、憎
 むべきは聖刻の力であって練法師そのものが邪悪ではないとする。このこと
 から、パーティ内に聖職者と練法師がいたとしても殺し合いをすることは無
 くなる。